デザインの力で企業と人々をつなぐ
掲載号:2018年春Vol.10[東京版]

- ソニー株式会社 クリエイティブセンター / デザイナー
- 東京造形大学 造形学部 卒業
- 渡邉 瞳さん
- 勤務先ホームページ:http://www.sony.co.jp/design/
- 高校時代からデザインを学ぶ
- Q. なぜデザインの道に?小学生の時から図画工作が好きでした。ちょっとしたコンクールで賞をもらったり、周りにほめられたりするのがうれしくて。だから高校を選ぶ時には、デザインが学べる高校に行きたいと思っていました。高校では必修科目のほかに、保育やスポーツ、デザインなど専門性のある分野も学べる単位制の高校だったので、そこでイラスト制作ソフトの使い方や美術史などを学ぶことができました。
- 工業デザインの魅力を知る
- Q. どんな大学時代でしたか?大学ではインダストリアルデザイン(工業デザイン)という製品そのもののデザインについて学びました。グラフィックデザインも学びつつ、インダストリアルデザインも学びました。ある授業では、ドライヤーのデザインをそれぞれ考えて、大手メーカーの方の前でプレゼンテーションをする、というのがありました。見た目のデザインや形だけではなく、使いやすさなど使う人の目線でデザインを考えることをアドバイスされたのを覚えています。
- 製品とお客様をつなぐデザイン
- Q. 今はどんな仕事をしていますか?これまでにカメラのプロモーションツールやパッケージデザイン、ソニーデザインを紹介する、雑誌広告のデザインをしました。今、所属しているコミュニケーションデザイングループは、製品のコンセプトやイメージ、使う場面などお客様に伝える、という会社全体に関わる大きな仕事を担当する部署にいます。絵を描くだけではなく、デザインが関わる分野はどんどん広がってきています。デザインするうえでは、技術や設計についても理解しておくことが求められます。そういう意味でグラフィックだけでなくインダストリアルデザインを学んだ経験が生きていますが、さらに視野を広げるために様々な分野についてもっと学ばなければならない、と思っています。
- 自分の考えをしっかりもって!
- Q. 高校生へメッセージをお願いします。特にこの会社では、自分の言葉で自分の考えをはっきり伝えるように言われています。必要な時には社長に、直接プレゼンすることもあります。デザインのスキルはもちろんですが、何がやりたいのか、どんなものが作りたいのか強い思いをもつことが大事だと思います。

ノート メモ帳
海外旅行先で毎回必ず買っている。現地ならではのデザインや日本では見たことのないものなどを選ぶのが楽しみ。仕事のアイデアノートにも使っている。

思い出のロゴデザイン
ソニーの創業者のひとり、井深大が作った「希望の家」(栃木県鹿沼市)で作られた製品に付けられる「kiboulab」のロゴデザイン。入社した年に1人で任された。「人やお菓子、工業品、木、自然など現地で見たもの、感じたものがとても良かったからできたデザイン」と渡邉さん。



















