外交の最前線で活躍する、地域・言語・専門分野のスペシャリスト

掲載号:2020年春夏Vol.14[東京版]
  • 外務省 / 大臣官房人事課
  • 津田塾大学 学芸学部 国際関係学科 卒業
  • 前田 恵理さん
  • 勤務先ホームページhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/
  • 将来は外交にまつわる仕事がしたい
  • Q.津田塾大学を志望した理由とは?
    幼いころ、父の仕事の関係でカナダに住んでいたことがあり、海外に対して親近感と憧れを持っていました。帰国後、日本の中高一貫校に通いながら、将来は外交にまつわる仕事がしたいと考え、日本における英語教育や女子教育の先駆者である津田梅子が設立した津田塾大学を志望しました。津田塾大学は、個性を重んじる少人数教育や高度な英語教育が特徴です。3年次には一年間のアメリカ留学を通して、世界の多様な価値観に触れ、「国際社会で活躍したい」という思いをより強くしました。
  • 女性が男性と対等に外交の最前線で活躍できる仕事
  • Q.なぜ外務省専門職員を志したのですか?
    大学で専攻した国際関係学を活かし、多様な価値観の中に身を置きながら、日本と国際社会のために、自分の力を試してみたいと考えました。また、女性が男性と対等に外交の最前線で活躍できる仕事だからです。外務省では、ワークライフバランス実現のため、出産・育児などの制度が整っており、約1700人の専門職員のうち、600人の女性職員がさまざまな外交活動に取り組んでいます。
  • 多くの研修を重ねて、外交の専門家として力をつけていく
  • Q.専門職員の一般的なキャリアパスとは?
    専門職員には入省前に世界の四十数言語の中から一つの研修言語が割り振られ、入省後は東京・霞が関の本省で1年間の実務研修と語学研修、外務省研修所で3か月の集中研修に取り組みます。その後、2~3年の在外研修でその国の政治、経済、社会などを学び、終了後は研修国の在外公館で勤務するか、研修語を国語(または通用語)とする国の在外公館で勤務します。その後はおおむね5~6年ごとに本省と在外を交替で勤務し、外交の専門家として力をつけていきます。
  • 外交官としての一歩を踏み出したのは平成9年
  • Q.前田さんの職歴を教えてください。
    平成6年にマレー語の専門職員として入省し、研修期間を経て平成9年に在マレーシア大使館勤務となり、外交官としての一歩を踏み出しました。外交官の仕事は、相手国政府との交渉や政治・経済その他の情報収集・分析など、多岐に渡ります。その後、在バングラデシュ大使館勤務を経て、平成16年に本省に戻り、アジア大洋州局や内閣官房において外交政策の企画、立案、要人往来の対応業務などに携わりました。平成21年には在インドネシア大使館に領事として勤務し、平成24年には在ジュネーブ日本政府代表部に赴任。これまではおもに二国間関係に従事していましたが、ジュネーブでは国連の場で日本の決議案を通すため、各国への根回しや交渉といったマルチ外交に携わりました。平成27年に本省に戻り、アジア大洋州局勤務を経て、平成30年8月から現職です。外務省職員の採用業務を担当しています。
  • 尊敬と信頼に基づく人と人との絆
  • Q.この仕事に必要な資質とは?
    日本のために働きたいという情熱や使命感に加え、途上国の厳しい環境でも勤務できるたくましさや、多様な価値観を理解できる柔軟性、バランス感覚が求められます。外交を左右する大切なものは、尊敬と信頼に基づく人と人との絆です。その点では、同級生や部活の仲間、家族など、身近な人との関係と共通する部分もあるのではないでしょうか。

入省後、語学を身につけるためによく利用していたマレー語の辞書

大臣官房人事課に勤務しながら、ときにはマレー語の専門家として、情報収集や要人対応などの職務もこなす。

  • 大好きなコスメ業界でものづくりに邁進。アイデアを形にする過程が楽しい!

    株式会社伊勢半 / 商品プランナー
    東京造形大学 造形学部デザイン学科 インダストリアルデザイン専攻領域 卒業
    富成 紗良 さん

  • 目線を合わせ、安心できる未来を一緒に築く仕事です

    土岐市立総合病院/医療ソーシャルワーカー
    中部学院大学人間福祉学部 2016年卒業
    土田晃裕さん

  • 多くの人が幸せになるものづくりが夢

    株式会社本田技術研究所 / ディーゼルエンジン開発
    東京電機大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 卒業
    美浦 彩さん