自分が開発に携わった犬の治療薬が製品になった時はうれしかった。
掲載号:2018年秋Vol.11[東京版]

- 日本全薬工業株式会社 / 薬剤研究
- 東海大学 開発工学部生物工学科(現:工学部生命化学科)卒業
- 佐藤 麻実さん
- 勤務先ホームページ:http://www.zenoaq.jp/
- 動物が好きで、動物用医薬品の開発に
- Q. 仕事の内容を教えてください。動物用医薬品の開発で、有効成分の分析法の検討や処方設計をしています。処方を決めるまで様々な試験を何度も行いますが、推測した通りの結果が出たときはうれしいです。信頼性の高い試験データが出せるよう常に心がけています。
- 製品化された時のよろこび
- Q. どのような時にやりがいを感じますか?「アレルミューンHDM」という犬のアトピー治療薬が2014年に発売されました。開発初期から関わっていたので、無事に承認され、発売された時はうれしかったです。最近では、後輩の教育もしており、成長していく姿を見るとやりがいを感じます。
- 高校では焦りを感じることも
- Q. 高校時代の不安や悩みは何でしたか?高校の時点で将来の目標を決めている友人が多く、私はまだ目標が決まっていないことにも焦りを感じました。しかし私は「理系で工学部に行きたい」という思いがあったので、大学はどこの大学かではなく、どんな学科があるか、教授が何をやっているかで決め、進学しました。
- 人とのつながりの大切さを実感
- Q. 大学時代の思い出は何ですか?藤井研究室では、実験方法や考え方を教わることができ、今でも役に立っています。例えば、分子サイズの化学反応は目で見ることはできませんが、ソフトを使って薬物の分子の立体構造を見えるようにすることで反応系がより理解できました。仕事をするうえでも、立体構造をイメージしながら物質同士がどう反応するかを考えるようにしています。勉強以外では、吹奏楽部にも入っており、クラリネットを吹いていました。部室にはよく集まっていたので思い出の場所です。先輩とのつながりもそこで深くなったと思います。多くの人に支えられた大学生活でした。
- あきらめない強さがある人
- Q. どのような人に向いていますか?あきらめないで続けられる人。研究は上手くいかないことのほうが多いです。良いことも失敗したことも、なぜそうなったかを考えられる人が向いています。法規も不定期に改定されるので、常に新しい情報を求めることも大切ですね。まだ目標が決まらなくても、多くの事を経験して、色んな人と出会ってください。人とのつながりは必ず武器になります。そして夢を見つけてください。

研究
自分で導入した水分量を測る機器。愛着を持って大切に使っている。

仕事の必須アイテム
手帳、USB、カッター、タイマー、ニッパー、ピペット。普段の研究に欠かせない6つのアイテム。

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