環境問題への興味関心を種に建築の最先端工事技術を開発
掲載号:2018年秋Vol.11[東京版]

- ケミカルグラウト株式会社 / 技術本部 技術開発部
- 麻布大学 生命・環境科学部環境科学科卒業
- 佐野 夕薫さん
- 勤務先ホームページ:http://www.chemicalgrout.co.jp/
- 建設業界の最先端技術を開発
- Q. 入社後、どんな部署でどんな仕事をしてきたのですか?当社は地盤改良処理の総合エンジニアリング会社です。土や地盤に関する改良、浄化、補強、耐震化、環境整備など設計・計画・施工をしています。入社後3年間はやはり現場を体感するために、施工のセクションにいました。2018年の4月になり、現在の部署である技術開発部に異動。より安全性・作業性が高く、環境にも配慮され、かつ工期やコストに好影響を与える材料と工法の開発を手掛けています。私が直接担当しているのは「アイスクリート」という自然冷媒を用いた地盤凍結工法。わかりやすく言うと、トンネル工事などで崩れやすい地盤の要所を凍らせて遮水し、強度を確保するというものです。
- 理系文系ともに学べた環境科学科
- Q. この仕事に従事するまでの経緯は?高校時代から環境問題に興味があり、また技術力を身に着けられる仕事をしたいと考えていました。それで大学でも環境問題を学びたいと思い、麻布大学の生命・環境科学部に入学しました。全国に数ある環境系学部の中でも、理系・文系ともに学べる希少さが入学の決め手でしたね。大学時代にアジア諸国を旅しまして、生活に対する劣悪な環境を目の当たりにし、より環境を真剣にとらえるようになりました。建設業は環境についても知見が求められると考え、誠実な雰囲気にも惹かれて入社しました。
- アクティブに過ごして得た宝時間
- Q. 高校時代、大学時代の佐野さんはどんな学生だったんですか?高校ではテニス部とインターアクトクラブ(ボランティアクラブ)に所属していました。そのほかにも環境問題の市民講座などにも参加していたので、あっという間の3年間でしたね。高校は都内でしたが、大学のキャンパスは相模原にあり、また獣医学部でも有名な大学だったので動物好きな人が多く、穏やかな人と雰囲気に包まれて過ごせたと思います。研究室でも毎日朝から晩までウイルスの研究をして、先生や研究室仲間とは家族以上に顔を合わせていたので、密な時間を過ごしていました(笑)。
- 興味あることにアンテナを張ろう
- Q. 就活の決め手と高校生へメッセージ。興味があることにアンテナを張っておくと、いろんな情報が入ってきます。得た情報や経験は将来必ず役に立つと思いますよ。

責任ある技術開発の最前線!
佐野さんが担当している「アイスクリート」のモデルマシン。トンネル工事だけでなく、福島第一原発の汚染水問題改善にも凍結技術を提供している。

芝生のある中庭で、時折つながれているポニーを眺めるなど、のんびりした雰囲気の大学。



















