高校でクリエイティブな授業に触れ、デザインの世界に興味をもつ
掲載号:2015年春Vol.4[東京版]

- 株式会社シービーケー / ディスプレイデザイナー
- 東京造形大学造形学部デザイン学科 卒業
- 村上 正馬さん
- 勤務先ホームページ:http://www.cbk-tokyo.co.jp/
- 小さいころから、モノづくりが大好き
- Q. 学生時代のことを教えてください。小さいころから、モノづくりが大好きでした。本格的に空間デザインや建築を学びたいと思い、都立工芸高校のインテリア科に入学しました。リビングルームや店舗、施設など、様々な空間の構成を考えて模型を製作する授業。家具づくりに挑戦する授業もあり、設計者としての基礎が身に付いたと思います。
- 人の心に寄り添うデザインとはどういうものか?
- Q. 大学を選んだきっかけは?高校時代は、大きな空間のデザインを勉強したので、大学では、手の中におさまる小さなサイズのデザインを学びたいと思いました。そこで、東京造形大学に進学し、インダストリアルデザイン専攻領域で工業製品のデザインを勉強しました。Q. 大学時代のことを教えてください。特に印象深いのは、3~4年次の夏休みに取り組んだ産学官連携のデザインプロジェクト。企業と美術系大学が、共同で新たな製品を開発する画期的な取組です。わたしたちは、女性の使いやすさを考えた美容バサミや、体が不自由な方のためのレントゲン機器などの開発に携わりました。機能性や安全性とともに、『人の心に寄り添うデザインとはどういうものか?』を仲間たちと日々研究したことは、今の仕事にも活かされています。
- 高校で学んだ経験と、大学で学んだ経験がどちらも役立っています
- Q. 仕事について教えてください。大学卒業後は、株式会社シービーケーに入社しました。クリエイティブ事業部に所属し、銀座にある百貨店『松屋銀座』催場の展示会デザインを主に担当しています。百貨店では、1年を通して多くの催事や展覧会が開かれます。現在は、時期が異なる三つのプロジェクトを同時に進めています。決められたスペースで、商品や展示物の魅力を引き出し、よりよく見せるためにどのように空間をデザインしていくか? 高校で学んだ空間・建築の経験と、大学で学んだ工業デザインの経験がどちらも役立っています。Q. 働く上で心がけていることは?一つの催事を作り上げるために、空間のディスプレイデザインだけでなく、内装の施工、電気設備工事、広告制作など、様々な会社や人が関わっています。みんなの仕事がスムーズに流れるよう、スケジュールや図面を分かりやすく作成し、現場でチェックしながら進めています。
- 今度はどのようにデザインしようか
- Q. やりがいを教えてください。がらんとして何もなかった場所に、少しずつデザインが施されていき、一つの催事やギャラリーが形成されます。期間限定だからこそ生まれる空間表現を、“今度はどのようにデザインしようか”と、毎回楽しみながら仕事をしています。お客様の反応も楽しみですね。
- すてきだと思ったデザインに数多く触れることが、自身の大きな経験値になるはず
- Q. なるためには必要な資格はありませんが、大学などで建築やデザインの基礎を学んでおくと良いです。いろいろな人とのつながりを楽しめる人、人の話をきちんと聞き素直に受け止められる人、自分の意見をもてる人に向いている仕事だと思います。学生時代は、興味のある展覧会場に足を運んだり、すてきだと思ったデザインに数多く触れることが、自身の大きな経験値になるはずです。



















