人に寄り添い、地域のために貢献する気持ちが大切
掲載号:2020年春夏Vol.14[東京版]

- 東京都中央区役所 / 総務部 税務課課税係
- 専修大学 経済学部 経済学科※卒業 (※経済学科は2020年度入学者から現代経済学科と生活環境経済学科に再編)
- 杉浦 大貴さん
- 勤務先ホームページ:https://www.city.chuo.lg.jp/smph/index.html
- きっかけは、母の出産
- Q.公務員を志したきっかけは?正直、大学受験のときは具体的な目標が描けず、専修大学に進学したのも付属高校に通っていたからです。大学時代、母が出産を機に仕事を退職したと聞きました。もっと子育てをフォローできる世の中なら別の選択もあっただろうと、複雑な気持ちに。それがきっかけで、将来は子育て支援に携われる仕事に就きたいと、公務員を目指すようになりました。
- 一言で“公務員”といっても職種は様々
- Q.具体的にどのような勉強を?専修大学には公務員を目指す学生を手厚くサポートしてくれる公務員試験講座があります。しかし、私が公務員を目指そうと決めたのは大学4年次もかなり過ぎたとき。ですから講座の受講はあきらめ、そこから1年間、受験指導専門学校に通いました。俗にいう公務員浪人ですが、県庁や区役所などにも公務員浪人して入庁した人はごく普通にいます。 公務員試験は科目数が多く、範囲が広いのが特徴。国家一般職や地方上級クラスの受験となると、専門・教養科目合わせて30科目程度も勉強する必要があるので、やはり独学は厳しいかもしれません。一言で“公務員”といっても国家・地方公務員、さらには労働局の職員や国税専門官など職種は様々です。大学の公務員試験講座も受験指導専門学校も、それらに応じた試験対策をしてくれるので効率良く実力をつけられると思います。
- 「ありがとうございました」と言っていただけるとやりがいを感じます
- Q.仕事内容を教えてください今は総務部税務課課税係で働いています。簡単に説明すると住民税額を計算する仕事で、住民税の申告を行ってもらう冬季が一番の繁忙期です。基本はデスクワークですが、申告書の書き方がわからないなど、相談に来られる区民の皆様には窓口で対応することも。問題が解決し、スッキリしたお顔で「ありがとうございました」と言っていただけると仕事にやりがいを感じます。
- 人に寄り添うことに幸せを感じられる人
- Q.どんな人がこの仕事に向いている?月並みですが、責任感があって地域のために役立ちたいと思う人ですね。基本的に民間企業は利益を追求することが会社の発展につながるので、自分の成績に対しても貪欲になるはずです。しかし公務員は社会貢献の色合いが強く、対区民への奉仕業務ともいえます。人に寄り添うことに幸せを感じられる人は向いているかもしれません。
- みなさんも目標に向かってがんばって
- Q.高校生へのメッセージをお願いします公務員を目指すなら法律の基礎知識は必須だと考えましょう。たとえば私の部署なら大きく関わってくるのが地方税法です。難しい内容は就職してから覚えれば十分ですが、法律を理解しておくことで区民の皆様に根拠のあるご説明ができますから、ぜひおさえておいてください。 法は頻繁に改正があり、現部署に異動して日の浅い私は日々、勉強することばかりです。1人前の仕事ができるようになるのはもちろん、人柄の面でも早く部内から頼られる存在になるのが今の目標。みなさんも目標に向かってがんばってください。

複雑な法律を理解するために!
住民税や固定資産税といった地方税は私たちにとって身近なものですが、税目が多岐にわたり、法改正も頻繁に行われるためとても複雑です。区民の皆様からご相談を受けてもきちんと回答できるよう私が活用しているのが、私の部署がオリジナルで作成したマニュアル冊子です。これは職員全員に配布され、私にとってはいわば“トラの巻”。冊子を片手に日々、奮闘しています。



















