巡り合わせに感謝し、四六時中突き詰めて考えるモノづくりに熱中
掲載号:2019年春夏Vol.12[東京版]

- TOTO株式会社 / デザイナー
- 東京造形大学 造形学部デザイン学科 卒業
- 大塚 航生さん
- 勤務先ホームページ:https://jp.toto.com/
- 家族のモノづくりDNA
- Q. デザイナーを志したきっかけは?幼いころから絵を描くなど図画工作が好きでした。父が釣り具を作る会社を起業し、モノづくりに取り組む父の姿をカッコイイと思いながら育ちました。工芸高校では観察する力や考え方のタネを育て、デザインをもっと学びたいと進学した東京造形大学では形を論理的に説明する感覚や哲学を育めたと思います。
- デザインマネジメントとの 衝撃的な出会い
- Q. 印象に残った講義はありますか?アートに関する講義も受講できたので、貪欲に吸収できて面白かったです。3年次のとき、デザイナーの田子學さんが行った特別講義に「自分がやりたかったのはコレだ!」と雷に打たれたような衝撃を受けました。単に美しくデザインするだけではなく、人の気持ちに寄り添って言語化し商品化の提案をする「デザインマネジメント」という領域を知ったのです。インダストリアルデザイン専攻領域だったのでメーカーへの就職を漠然と考えていましたが、嗜好品よりも毎日使われる生活周りのモノをデザインするプロダクトデザインに携わりたいと思うようになりました。
- 仲間と切磋琢磨するモノづくりは 面白い
- Q. どのような仕事をしていますか?プロダクトデザイナーとしてトイレのデザインをしています。日本とは違い、海外のトイレは種類が豊富です。先輩の見よう見まねで基幹商品の制作を頑張っているうちにさまざまなことがわかり始め、いまはとことん突き詰めて考えることが面白いです。皆と侃々諤々議論するモノづくりの瞬間は、とても楽しくて高揚感を覚えます。
- 議論する力を磨こう
- Q. どのような人に向いていますか?製品について理路整然と語れる人に向いていると思います。私の場合、デザインをブラッシュアップする際に必要な議論する力や思考力は家庭でも鍛えられ、実業務にいかせていると思っています。尊敬する親にはよく相談しますし、そんな家庭環境に感謝しています。
- 好きなことを早く見つけて取り組み続けよう!
- Q. 高校生へメッセージをお願いします自分の好きなことを早く見つけて突き詰めてみることが大切だと思います。深くのめり込んで、かつ続けることができるか否かが分かれ目だと思うのです。他人と比べて能力有る無しにとらわれず、早々と諦めないで頑張ってみてください。

大学時代はインダストリアルデザイン専攻領域の森田敏昭先生に大変お世話になりました。

頭の中のイメージをまず紙に起こすためのスケッチブックは手放せない。


















