三次救急医療に重点をおき、一刻を争う命に向き合う
掲載号:2019年春夏Vol.12[東京版]

- 東海大学医学部付属病院 / 看護師 (高度救命救急センター)
- 東海大学 健康科学部看護学科 (現:医学部看護学科) 卒業
- 丹治 梨香さん
- 勤務先ホームページ:https://www.fuzoku-hosp.tokai.ac.jp/
- 苦しむ人たちに寄り添いたい
- Q. この仕事を目指したきっかけは?小学生のころ、日本ユニセフの募金活動を描いたビデオを観ました。募金が戦争や災害、貧困で苦しむ難民の子どものために役立てられているという紹介ビデオです。自分の知らない世界にこんな子どもたちがいるのだと衝撃を受け、いずれ自分が救う側になりたいと決意。当時は、看護師がもっとも救う立場の人に寄り添える職業だと考えていたんです。
- 重症患者の緊急処置
- Q. 仕事内容を教えてください高度救命救急センターのEICU(集中治療室)が私の職場です。救急車やドクターヘリで次々と運ばれてくる重症患者を365日24時間体制で受け入れます。専門科で分かれている一般病棟と違い、外傷から心筋梗塞などの内因性疾患まで患者は多岐に渡ります。一刻を争う中で素早い判断力が試されるため、幅広い疾患に対する自己学習や努力がどうしても必要です。
- 三次救急医療に携わりたくて
- Q. 東海大学を志望した理由は?看護師に対して知見を広げていくうちに、慢性期やリハビリ病院より急性期に携わりたいと思うように。東海大学付属病院は三次救急(重篤・高度な専門医療を必要とする容態)医療に重点をおいているのでやりがいがあると思い、東海大学を選びました。
- 患者家族の心のケアを学ぶ
- Q. 大学で得られたことは?救命救急の看護師は、患者家族に対する心のケアも大切です。突発的な事故や発作を目の当たりにし、大きなショックを受けているからです。東海大学では「精神看護学」や「家族看護学」などの講義を通して心の回復変遷や具体的な家族支援の方法などを学ぶことができました。知識と経験を積み重ね、患者家族の心情を尊重したコミュニケーションを日々、心掛けています。
- 責任感とチームワークが大切
- Q. どんな人が向いてる?一つひとつの行動が大きく命に関わるため、責任感を持って働ける人です。また、救命救急は医師をはじめ多くの人たちとのチームワークが重要なので、細かな気付きやコミュニケーション能力は必須です。ただ、一番は“この仕事をやりたい”という強い気持ちだと思っています。

小さなポシェットにまとめ、いつもポケットに入れて持ち歩いている道具たち。

治療が難しい患者を受け入れるため、特殊で高度な診療機能を備えています。



















