生まれ育ったまち・京都の10年、 100年先を観光の視点で考える

掲載号:2019年春夏Vol.1[京都版]
  • 京都市観光協会 / マーケティング専門官
  • 京都大学 農学部地域環境工学科 卒業
  • 堀江 卓矢さん
  • 勤務先ホームページwww.kyokanko.or.jp
  • 幅広く学べる分野を選択
  • 大学受験の時点でこの勉強をしたい、将来こうなりたいというビジョンがなかったので、選択肢を広げるには幅のある学部がいいだろう、それが農学部を選んだ理由です。農学部なら、化学や物理、経済学など、いろいろなアプローチで課題を解決する学問に触れられます。そこが自分には合っていると考えました。
  • 自分の知識で勝負をしたい
  • 大学院まで進んだ後、まず東京で就職をしました。一生涯続けられる仕事について考えたとき、人よりも何かに詳しくなり、自分の知識で勝負ができることがいいと、さまざまな分野の調査・研究・課題解決をする機関であるシンクタンクに勤めたんです。働き出して間もなく、現在の仕事につながる観光分野の調査に取り組んだことで、その面白さに目覚めました。観光ってあまり研究されていないジャンルなんです。これから頑張って勉強していけば、人よりも詳しくなれるかなと。自分が専門性を持つことで、生まれ育った京都に恩返しができるかもしれないという気持ちもありました。そんな矢先、京都で開かれていたセミナーで知り合った方から転職のお誘いがあり、そのお話を受けることにしたんです。
  • データ収集・分析をして今後につなげる
  • 今は、観光のマーケティングをしています。京都の観光に関するデータを集め、どのくらいの観光客が来て、何に喜んだり、不満を感じているかを分析し、今後の取り組みを企画する仕事です。また、ホテルなど会員さんへの情報提供も行っています。自分の手で、10年後、100年後の京都の観光のあり方を左右する〝下書き〟を作れるなんて、この仕事じゃないとできないこと。そこにやりがいを感じます。
  • 自分で調べる気持ちが大切
  • こういった仕事に向いているのは好奇心があり、分からないことは自分で調べる気持ちがある人。誰も研究していないことは、誰も教えてくれませんから。とはいえ、高校生で将来の夢を思いつかないことは、おかしなことではありません。いろいろな人と接したり、目の前にあることをしっかりとやっていくと、必然的に得意分野ができて、周りの人に頼られることが増えてきます。そうしていくうちに自分の適性が見えてくると思いますよ。

取材を行ったのは「旧三井家下鴨別邸」。 「ここのように京都の価値あるものの良さを伝え、残すための仕事ができるなんて、とても恵まれていると思っています」。

パソコン

仕事に欠かせないパートナー。 休みの日も持ち歩き、仕事のアイデアを思いついたらパソコンを立ち上げるそう。

  • 「世界の不平等をなくしていきたい」 熱い思いを持ち、教育支援団体で活躍中。

    あしなが育英会 / 教育NPO職員
    青山学院大学 国際政治経済学部卒業
    花岡 洋行さん

  • 「好き」を力に変えられる人こそ魅力的なモノづくりが出来る

    株式会社サイバード / デザイナー
    多摩美術大学 美術学部 絵画学科 版画専
    上木 舞花さん

  • 小さな目標設定をして、目標が達成した時の楽しさを感じたい

    凸版印刷株式会社 / システムエンジニア
    東京都市大学 (旧武蔵工業大学) 工学部機械システム工学科卒業
    奈良 貴充さん