「好き」を力に変えられる人こそ魅力的なモノづくりが出来る
掲載号:2021年秋冬Vol.17[東京版]

- 株式会社サイバード / デザイナー
- 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 版画専
- 上木 舞花さん
- 勤務先ホームページ:https://www.cybird.co.jp/
- 自分の制作に集中できる環境
- 小さい頃からアニメやゲーム、漫画が大好きで絵画教室にも通っていました。中学生の時に、美術の先生に進路指導していただいたことがきっかけで、芸術家を目指すようになりました。大学受験はとても苦労しました。受験用の勉強をもっとしておけば良かったなと思いましたが、これがその後の教訓となりました。大学時代在籍していた版画専攻のクラスは40人くらいで、友達とも切磋琢磨していました。何より全員自身の制作に集中していましたので、「自分も負けていられない」と意欲が湧きましたし、大学はとても良い環境にあったと思います。
- 描きたいと思うテーマが変化
- 「好きなモノを制作したい」という想いが強く、とにかくテーマを決めるのに1カ月くらいかかったと記憶しています。以前は動物などを描いていましたが、そこから描きたい対象が人へと変化し、美少年を描きたいと思い始めました。卒業制作は、「自分の感情の境界線」「本音と建て前」というテーマに決めて制作しました。
- デザインはすべての前提にあるモノ
- 高校の時に、友達と乙女ゲームを作ったことがありました。製作は一人では出来ないけれど、グループで一つのものを作り上げる時の達成感がありました。この出来事をきっかけに、成果をもっと味わいたいと思うようになり、この仕事を目指そうと思い始めました。デザインは全ての前提にあります。デザインは人の生活を豊かにするものであって欲しい。人が触れる一番身近な部分のため、使う人が心地良くいられる、触れられることを目指しています。
- 私自身が好きだと思える作品づくり
- 私は現在イケメンシリーズという恋愛ゲームブランドで、アバターのアイテムや衣装を制作しています。ゲーム内イベントがある時は、お客様の傾向を分析してすぐ次に反映出来るように努力しています。お客様がお金を払っても良いと思ってくださるようなモノづくり、何より私自身も「可愛い」「好き」と思えるようなモノを目指しています。特にお客様から反応が返ってきた時、私の熱意が届けられたのかな、と嬉しくなりモチベーションが上がります。そしてチームで制作していますから、上手に連携が取れた時に、一緒に仕事が出来る仲間がいて良かった、良いパフォーマンスが出来たと思うこともあります。
- 自分の中での正義を持って欲しい
- デザインは時代によってどんどん変わっていきますから、スキルアップの為に積極的に勉強することはとても大事なことだと思います。私自身もセミナーやカンファレンスに積極的に参加しています。自分の「好き」に自信を持ち、その好きの為に頑張れる自分づくりを今からしておいて欲しいです。就職は決してゴールではないです。「好き」に対して貪欲に。そしてその欲に向き合い、目標に向けて頑張って欲しいと思います。



















