スタッフからも患者からも信頼される看護師になりたい
掲載号:2021年春夏Vol.16[東京版]

- 立川相互病院 呼吸器内科・消化器内科 / 看護師
- 武蔵野大学 看護学部 看護学科 卒業
- 神山 慎太郎さん
- 勤務先ホームページ:https://www.t-kenseikai.jp/tachisou/
- きっかけは、高校の職業体験授業
- 高校生の時、職業体験授業があり、今勤めている病院で看護体験をしました。「人のためにできること」「人から頼られる仕事がしたい」と思っていたので、医療や福祉の仕事に興味を持っていました。実際に体験してみて、自分に向いていると感じました。介護士も考えましたが、できる範囲が広いことから看護師を目指すことに決めました。
- 豊かな人間性を培える総合大学
- 大学では、実習も含め学業に割く時間も多かったですが、1~3年生の間に大学祭(摩那祭)実行委員として活動していた事が印象に強く残っています。大学祭に参加する団体の把握や参加者の検便回収、会議の運営、備品やテントや調理器具などのレンタル用品の管理、イルミネーションの作製など業務が多岐に渡りました。学業との両立は大変でしたが、普通の学生生活だけでは味わえない貴重な経験を積む事ができ、大学に貢献した事で学部代表とし て表彰もされました。
- 仕事では、若手の指導を担当
- 今まで、新人を指導する「プリセプター」を何度も経験し、現在は1~4年目までの若手の教育を担当しています。病棟での技術指導やメンタルケアだけでなく、学年ごとに行う集合研修での資料作りやその講義も行っています。 担当している呼吸器内科・消化器内科での受け持ち業務は、バイタルサインの測定、医者の指示に沿った点滴、採血の援助などです。抗癌剤の点滴も看護師が投与し、その後の副作用にも注意して観察していきます。治療の援助はもちろんですが、癌の告知の場面に立ち会うことや、身体や認知機能が低下した場合の退院調整なども業務の一環です。
- 患者さんからの感謝がやりがいに
- 在宅の医療関係者と情報共有をはかり、自宅で生活できるようサービスの調整をします。患者さんが自宅に帰れない場合は、転院先の施設や病院への情報提供を行います。抗癌剤治療の患者さんは、1回の治療で2~3週間の入院となり、治療を続けるためには数回にわたり入退院を繰り返します。時には病状が悪化し、患者さんの最期(死)を看取ることもあります。長く関わり関係が深まるにつれ、亡くなったときの悲しみが強くなります。一方で、患者さんから感謝されることはとても嬉しいです。ある患者さんから「神山さんを病院で一番信頼している」と言葉をかけられたことや、その方が亡くなって半年後に遺族の方と偶然再会し「今でも感謝しています」と言われたことは、看護師としてのやりがいに繋がっています。今まで多くの患者さんを看てきたからこそ、どんなことが不安なのか、今後何に困ることになるか予測しながら関われるようになりました。入院生活で常にいる近い存在として、1人1人に寄り添ったケアを提供することが看護師の重要な役割だと考えています。様々な業務があり忙しい毎日ですが、患者さんだけでなく、スタッフからも信頼される看護師になることを目標に精進しています。



















