言葉だけでは伝えきれない情報を、視覚化してわかりやすく届ける
掲載号:2020年秋冬Vol.15[東京版]

- 株式会社毎日新聞社 / 編集編成局情報編成総センタービジュアルグループ
- 多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン学科 卒業
- 大井 美咲さん
- 勤務先ホームページ:www.mainichi.co.jp
- やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいい
- 子供のころからものづくりや絵を描くことが好きだったので、美術予備校に通って美大を目指していました。合格するために必要なデッサン力が身につきましたし、予備校の環境が良い刺激になったと思います。体験入学ができる予備校もあるので、美大進学に興味がある人は一度参加してみると良いと思います。普段から身のまわりに貼ってあるポスターや本の装丁、商品パッケージなどを注意してみて、いいなと思ったものをインプットする習慣も大切だと感じました。美大卒業後の就活に対する不安はありましたが、「やらないで後悔するより、やって後悔した方がいい」という気持ちで受験勉強に取り組んでいました。
- さまざまな分野の表現手法や技術にふれる
- 私が進学したのは、多摩美術大学のグラフィックデザイン学科です。グラフィックデザイン以外にも、ビジュアルコミュニケーションの基礎として写真やアニメーション制作、タイポグラフィやWEBデザインなども学びました。入学当初、あまり関心のなかった分野の表現手法や技術にも触れることができたのは、とても良い経験になったと思います。講義をともに受ける学生も、思考や表現手法が多様だったので、刺激をもらいつつ学ぶことができました。
- 新聞社の仕事は、社会の出来事に深く関わるもの
- 新聞社の仕事は、社会の出来事に深く関わるもの。その中でも私は図・年表・グラフ・地図などのインフォグラフィックのデザインを担当しており、紙面レイアウトをする記者と記事を書く記者と一緒に、紙面に載せる図版を考えています。報道で言葉だけでは伝えきれない情報を、客観的に整理して視覚化し、わかりやすく読者に届けることが大切です。やりがいを感じるのは、自分がデザインしたものが新聞紙面やWEBに掲載され、多くの人に情報を届けられたとき。友達にデザインしたものを見られることもあるのですが、「参考になるね」とか、「わかりやすい!」って言ってもらえると、自分の仕事が誰かの役に立ったことを実感することができてうれしいです。
- いろいろな人との出会いから価値観や視野を広げる
- 職場では、デザインや美術関係のことを大学などで学んできた人が多いです。イラストレーターやフォトショップなどのデザインソフトは少し触れておいた方が仕事がしやすいと思います。私は学祭の実行委員をやったり、展示などに参加したりして、いろいろな人との出会いから価値観や視野を広げることができました。みなさんも、自分のやりたいことや興味のあることを見つけて、後悔しない道を選んで進んでください。



















