患者さんが失った身体能力を取り戻す過程に立ち会い、伴走する

掲載号:2020年秋冬Vol.15[東京版]
  • 医療の仕事に携わりたかった
  • 子どもの頃から漠然とですが、医療の仕事に携わりたいと考え、高校1年の時に理学療法士になろうと決めました。祖父が訪問リハビリでお世話になったことや、従兄弟が理学療法士だったことが影響したと思います。決めた後に迷うことはありませんでした。むしろ迷う時間がもったいない。目標を決めたらぶれないタイプですね。
  • 身体能力を取り戻す過程は興味深い
  • 脳卒中や骨折などで入院した患者さんが、失った身体能力を、目標に応じて取り戻すためのリハビリを行います。具体的には器具を使った訓練やストレッチ、筋力トレーニングなどの指導です。患者さんが当初できなかったことを次第にできるようになる過程は非常に興味深く、ご本人や家族の方が喜んでくださると私もうれしいです。その反面、高齢でリハビリに関心を示さない方に意欲を持っていただくのは大変です。一緒に散歩しましょうと誘ってみたり、一人で食べられるようになりましょうと声を掛けたりと、工夫しています。
  • 中高大と現在もダンス一筋
  • 中学高校とダンス部でした。体を動かすのは好きですね。将来を想像した時、事務作業をしている自分は思い浮かばず(笑)、体をアクティブに使う分野で働きたいと思いました。医療の仕事には医師、看護師、薬剤師、作業療法士などいろいろありますが、活動量の多い理学療法士が、いちばん自分に合っていると考えたのです。大学でもダンスサークルに入り、大学祭や新人歓迎の舞台で発表するなど、達成感があって楽しかったですね。当時の仲間とは今も付き合いがあり、医療以外の仕事の話なども聞けて視野が広がります。
  • 仕事の実態を早めに知っておく
  • 理学療法学科のある大学(または専門学校)に入学し、国家試験に合格する必要があります。私は入試面接で「理学療法士はどういう仕事をしているか知っているか」と問われました。面接を課す大学は少ないですが、たとえ入試になくとも、仕事の実態を知っておくことは大切です。病院見学やボランティア、模擬授業などの機会をとらえ、自分なりの仕事像を早めにつかむようにしてください。

  • 海の生物を飼育し、お客様に生態のおもしろさを紹介します

    葛西臨海水族園 / 飼育展示係員
    東京海洋大学 海洋科学部海洋環境学科(現:海洋生命科学部海洋環境学科) 卒業
    遠藤 周太さん

  • 科学と社会をつなぐコミュニケータとして、様々な企画に奔走中

    株式会社資生堂 / 研究推進部 学術室
    東京農工大学農学部 卒業 東京大学大学院農学生命科学研究科 修了
    蓑田 裕美さん

  • 一級建築士として多くの建物の構造設計に携わる

    大成建設株式会社 / 設計本部 一級建築士
    芝浦工業大学大学院 理工学研究科 建設工学専攻 卒業
    長松 結莉香さん