患者さんの安全を守るのが薬剤師の大切な仕事だと思います
掲載号:2020年春夏Vol.14[東京版]

- 北里大学病院 / 薬剤師
- 北里大学 薬学部 薬学科 卒業
- 植田 茉梨絵さん
- 勤務先ホームページ:https://www.khp.kitasato-u.ac.jp/Bumon/drug/
- 得意の理系を活かした 医療職を目指して
- Q.薬剤師になろうと思ったきっかけは?高校時代、文系の科目が苦手で、私の進路は理系だなと思っていました。当時の化学の先生がとてもよい方で、将来は化学を活かせる医療職がいいと思い始め、中でも薬剤師なら、病院だけでなく、薬局でも働けるし、仕事の場が幅広いのではと考えました。また私自身、風邪などで薬を飲むとき、これがどんな成分なのか、なぜ効くのかが気になり、ちゃんと知りたいと思ったのもきっかけの1つです。
- 他学部の学生との 出会いが楽しい
- Q.北里大学を選んだ理由は?薬剤師になるには、単科の薬科大学で学ぶ道もありますが、私は最初から医療に特化した総合大学を目指しました。薬学部の学生だけでなく、別の領域を学んでいる人たちと出会いたかったのです。実際に入学すると、大学附属病院での実習もありますし、チーム医療を重視した学びがあります。また部活はギター部に所属し、そこでも医学部や医療衛生学部、理学部など他学部の友だちができました。
- 国家試験を視野に入れた講義
- Q.薬剤師国家試験は大変でしたか?薬学部は6年制で、5年次は病院実習と卒論のための研究で手いっぱいです。国家試験の勉強は6年生の4月から翌1月までの期間しかありません。ただ、大学で国家試験を視野に入れた講義をしてくれるので、予備校などに通うことなく、学内で十分に対策ができました。それでも受験準備は本当に大変で、夏休みもひたすら勉強。合格したときは、本当にホッとしました。
- 薬剤の調製を通して 医師の仕事をサポートする
- Q.今はどんな仕事をしていますか?抗がん剤調製室に所属して、医師のオーダーした投与量に合わせて、抗がん剤をセットします。間違いがないよう、細心の注意を払いながら業務をおこなっています。また、抗がん剤を投与している患者さんと直接会い、副作用を軽減する薬の提案をしたり、飲み方について説明したりします。例えば、薬を飲むタイミング。食前に飲む薬を食後に飲むと、吸収率が50%に落ちる場合があります。薬を飲むタイミングを間違えると薬の効果が薄れていまうので、丁寧に説明します。治療を通して患者さんの体をよくしていくのは医師の仕事で、私たち薬剤師は患者さんの安全を守る仕事だと思っています。
- やりがいある仕事を 目指して頑張ろう
- Q.高校生へのメッセージをお願いします私が仕事をしている大学病院では、症例も多く、新薬などもたくさん見ることができます。勤めて4年になりますが、毎日、新しい出来事があって、とても新鮮な気持ちで仕事をしています。大学受験も国家試験も大変でしたが、やりがいのある仕事に出会えてよかったです。この道を目指す高校生の方は、今は勉強が大変とは思いますが、ぜひ明るい未来を信じて頑張って欲しいです。




















