役者さんのコスチューム担当として華やかな舞台を裏でサポートする
掲載号:2019年春夏Vol.12[東京版]

- 四季株式会社(劇団四季)/ コスチューム
- 文化学園大学 服装学部服装造形学科 (現:ファッションクリエイション学科)卒業
- 宗像 彩佳さん
- 勤務先ホームページ:https://www.shiki.jp/
- 本番中は舞台袖でスタンバイ
- Q. コスチュームってどんな仕事?舞台に出演する役者たちが役柄や場面に合わせた衣装を着用できるよう、準備やサポートをします。現在『アラジン』の担当です。公演中は「本番付き」といって、舞台袖でスタンバイし、役者の着替えや小物の準備を手伝います。衣装のメンテナンスやクリーニングも大切な仕事です。
- 小さいころからファッションが好き!
- Q. この仕事を目指したきっかけは?小さいころから洋服や手芸が好きでした。将来はファッション関連の仕事がしたいと考え、服飾が学べる大学に焦点を絞りました。「文化学園大学に進学する」と決めたのは、オープンキャンパスの日に、大学のある新宿駅に降り立った瞬間です。様々な人や文化が交差するこの街で、ファッションを勉強したいと思いました。また、服飾のスキルを身につけるためのカリキュラムや設備が充実しているところも、志望の決め手となりました。
- 着る側の気持ちがわかることを強みに
- Q. 大学時代の経験から得たものは?ファッションクリエイション学科で、基礎から服作りの勉強をしながら学生の主体で年に2~3回のファッションショーを行う『企画集団FUSE』にも所属し、ショーモデルをしていました。この経験は、今、舞台の裏方として仕事をする上で、着る人や出演する人の気持ちがわかり、細かな配慮ができるので大きな強みになっています。役者さんから「着心地がいいね」「履きやすくなったよ、ありがとう」とよろこんでもらえると、何よりうれしいですね。
- 衣装デザインに込められた意味を研究
- Q. 卒業論文のテーマは?幼少期から続けていたバレエ経験をいかし、世界中のバレエ団が公演する『眠れる森の美女』のオーロラ姫の衣装を研究しました。衣装のデザインやシルエットは、役柄の性格やイメージをもとに作られるという研究です。実際にオーロラ姫をモチーフに自分なりの解釈でデザインしたバレエ衣装も製作しました。
- 衣装と舞台が好きなら大丈夫!
- Q. 高校生へメッセージをお願いします。コスチューム担当には、準備や調整、本番中の早着替えなど、さまざまな手順や役割が求められます。最初は仕事が覚えられず、泣いたこともありました。でも、衣装と舞台が好きなら大丈夫。多くの人によろこばれる、やりがいのある仕事です。服飾に興味がある人も、進路に悩んでいる人も、まずは「好きなこと」を軸に、何を学び、自分は何をしたいのか、考えることから始めましょう!

『アラジン』の華やかな衣装が並ぶ舞台裏で、メンテナンスをする宗像さん

本番中は舞台袖にスタンバイし、役者の着替えをすばやくサポートする



















