海の生物を飼育し、お客様に生態のおもしろさを紹介します
掲載号:2019年春夏Vol.12[東京版]

- 葛西臨海水族園 / 飼育展示係員
- 東京海洋大学 海洋科学部海洋環境学科(現:海洋生命科学部海洋環境学科) 卒業
- 遠藤 周太さん
- 勤務先ホームページ:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/
- 生物の飼育から企画考案まで
- Q. どんな仕事をしているの?当水族園は600種を超える海の生物たちを展示しており、その中で私が担当しているのは、東京湾や小笠原の海など東京近海の生物を展示する「東京の海」エリア。開館前の水槽の巡回からはじまり、給餌、生物の健康チェックが主な仕事です。また、生物をお客様に解説したり、館内のイベントや展示企画を考えるのも大事な業務。生物の飼育だけでなく、どうすれば来園されたお客様が喜んでくれるかトータル的な視野を要する仕事です。
- 自ら採取し、展示へ
- Q. 仕事のやりがいを教えて「今度はこんな生物を展示しよう」と会議で決まると、自ら採集に行くこともあります。捕まえた生物の寄生虫を駆除し、餌に慣れさせるなど長い時間を経て無事、お客様に展示することができるととてもうれしいですね。
- 実技を基本とした教育が魅力
- Q. 東京海洋大学を選んだ理由は?幼いころから魚が好きで、釣りや磯遊びにたくさん行きました。その気持ちはずっと変わらず、大学ではぜひ魚類学を学びたいと。水産学系の学問を学べる大学が少ない中、実技を基本とした実践的な教育で、様々な生態を細かく学ぶことができる東京海洋大学が一番、自分の理想にぴったりだと思いました。
- 夢を発見した研究室での体験
- Q. 大学時代の思い出は?大学4年次から魚類行動生態学研究室に所属し、千葉県館山市にある研究室に住み込みで魚類の行動生態学の研究に没頭しました。研究室の目の前は雄大な館山湾が広がる恵まれた環境で、近隣の小学生が課外授業でたびたび訪れ、私がティーチングアシスタントとして子どもたちに生物について教えることも。研究室に所属した当初は、研究者になろうと考えていたんです。しかし、子どもたちと接するうち、広く一般の人たちに海の生物のおもしろさを知ってほしいと思うようになり、この体験が今の職業を目指すきっかけになりました。
- 実体験をそのまま伝えて
- Q. どんな人が向いてる?これまで海の生物たちとたくさん触れ合ってきた人ですね。自分の実体験を交えてお客様に解説すると、より生物の生態やおもしろさを伝えることができると思います。

水槽の清掃は、お客様に気持ち良く生物を見てもらうために大事な仕事です。

PHS、ライト
PHSで園内各所にいる仲間と円滑に連絡を。ライトは暗い所での作業に重宝します。



















