2度の留学を通して決意した、日本と海外の橋渡し役
掲載号:2017年秋Vol.9 [東京版]

- メキシコ大使館商務部/大使館職員
- 拓殖大学 外国語学部 2010年卒業
- 松尾雄一郎さん
- 勤務先ホームページ:http://www.promexico.gob.mx
- 企業のメキシコ進出をお手伝い
- Q. どんな仕事をしているんですか?駐日メキシコ大使館の商務部に所属してい ます。私は投資を担当し、メキシコ進出を考え ている日本企業のサポートを任されています。具体的には、日本企業の担当者にメキシ コの情勢や各地域の特徴を伝えたり、州政 府の担当者と直接話し合う機会をセッティン グしたり、進出後の企業と連絡を取り合い、 状況の把握・確認をしたりしています。
- さまざまな業界の方と出会えます
- Q. どんなところがやりがいですか?銀行、商社、メーカーなど、さまざまな業界の 方にお会いし、コミュニケーションをとりなが らメキシコの魅力を直接伝えられることです。
- 高3でスペイン留学。これがターニングポイントに!
- Q. この仕事を目指したのはなぜ?高校時代、サッカー部に所属していたのですが、ケガがきっかけで部活を辞めることになったんです。夢中だったことを失って心に穴が空いていたとき、先生から「これだというものを見つけなさい」と言われました。それで、以前から興味を抱いていたスペインに留学することを決めました。ホームステイをしながら現地の高校に通い、一年後に帰国して高校の卒業証書を受け取りました。この経験が「いつか海外と日本の橋渡しをしたい」と考える、きっかけになりました。
- 拓殖大学外国語学部 スペイン語学科に入学!
- Q. 学科の魅力を教えてください。充実したカリキュラムや留学制度が整っていることから、拓殖大学を選びました。入学して驚いたのは、教員との距離が近いこと。一学年50人で、さら に2クラスに分かれて授業を受けるため、学生一人ひとりをよく理解してくれて、何でも相談することができます。2 年生のときにはスペインのサラマンカ大学に留学し、語学力をさらに深めることができました。
- アンテナをたくさん張ろう
- Q. 高校生へメッセージを。大使館職員を目指すなら語学力は必須。メキシコの公用語はスペイン語ですが、スペイン語だけでなく英語スキルも必要です。また、いろんなことにアンテナを張り、興味を感じたら、とことん調べましょう。私も1回目の留学のとき、相手の言葉がわからなくても、サッカーを通して仲良くなり、世界が広がりました。みなさんのチャレンジを応援しています!

タブレットとスマホ、機関誌
仕事で常に持ち歩いているタブレットとスマホ。 左の冊子は、メキシコ大使館発行の機関誌。表紙は、メキシコに進出した日本企業をイメージ。

丁寧でわかりやすい話し方
インタビューで印象的だったのは、丁寧でわかりやすい、松尾さんの話し方。大学時代は自分でテーマを決めてプレゼンをするゼミに入っていたそう。
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